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畳からフローリングへ

「和室のリノベーション」というと真っ先に思い浮かぶのが「畳」ではないでしょうか。畳をフローリングへと張り替えることで、お部屋の雰囲気がガラリと変わります。

また、フローリングに張り替えることは、洋室に一歩近づくだけでなく、メンテナンスのしやすさも加わります。畳に使用される“い草”には、「夏は涼しく冬は温かい」という魅力がありますが、「飲み物をこぼすとシミが残こりやすい」「換気が十分でない場合にカビやダニが発生する可能性がある」など、定期的なメンテナンスが必要になります。

一方、フローリングには、畳よりもシミになりにくく、掃除しやすいという特徴があります。そんなフローリングは、色や模様が比較的均一な「複合フローリング」と天然素材の経年劣化を楽しめる「無垢フローリング」など種類が豊富。それぞれによさがあるため、ご自身の希望に合った素材選びも、フローリングを選ぶ際のポイントです。

壁には用途に合ったクロスを

クロスとは、室内に張る「壁紙」のことです。様々な種類があるため、リノベーション後の洋室の使用用途に合わせて考えると、選びやすくなります。

例えば、日本のほとんどの住宅で使用されている「ビニールクロス」は、耐久性が高く掃除をしやすいという特徴があります。色や柄など、デザインのバリエーションが多い点も魅力です。温かみのある雰囲気が魅力の「木質系クロス」は、壁全体ではなくアクセントとして使用することで、おしゃれな内装に仕上げることができます。

また、リノベーション後の洋室を子供部屋にする場合には、抗菌・抗ウイルスに優れているクロス、ペットがいる場合は表面強化クロスなど、住まいの環境や洋室の使用用途に合わせたクロスを選ぶことがポイントです。